久々に本の話

最近また本を読む。
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学生の頃に読んだ本も、今読み返すとだいぶ感じるところが違うなあと思います。

柳田邦男「犠牲-わが息子・脳死の11日」

精神障害から自殺を図った息子が脳死に陥り、
父親が臓器提供を決意しその死を看取るまでのノンフィクション。

これはやはり親の立場になって初めて理解できた気がする。
学生の頃は、精神障害や自死についての理解もなかったし、
歳をとって自分の死生観が変わったことも感じます。

河合隼雄「ユングの生涯」

こっちは学生の頃に傾倒したユング心理学。
人の心は無意識に自己実現をめざし、より高次の統合性を求める。

そしてユングの生涯は、フロイトと熱烈に意気投合したりその後すぐに決別したり、
愛妻家なのに愛人がいたり、意外と頑固だけど周囲からは嫌われなかったり、なかなかに興味深いです。
「耐え難い苦痛とは、何かを理解できないことである」
というユングの言葉は実感としてよくわかる。
卑近な例ながら、私も上司に「四の五の言わずに黙ってやれ」なんて命令されますが、経緯やら背景やら理解できないと気持ち悪くて着手できない

エリザベス・キューブラー・ロス「人生は廻る輪のように」

終末期医療と死の科学に取り組んだ精神科医の自伝。
三つ子で生まれてアイデンティティの確立に苦しんだ少女時代から、難民救済活動、離婚、自宅への放火事件など、なかなかに波乱万丈な人生です。
それにしても、偉業を成し遂げるだけにすごいエネルギーのある女性ですね。

何度も脳出血を起こして医者に止められてもタバコとチョコをやめなかったというのも、チロルチョコ好きな私には共感できます

「逆境だけが人を強くする」
「生は学校に通うようなもの。学べば学ぶほど、課題は難しくなる」

「人生に偶然などはない。
起こったことは起こるべくして起こった。」

What happened is all good. 偉大な人と比べるには値しないけど、私の人生訓も同じです。

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